映画「轢き逃げ 最高の最悪な日」感想:右京味の無い水谷豊
映画「轢き逃げ 最高の最悪な日」の作品情報
公開:2017年 / 127分 / ジャンル:邦画
原作 / あらすじ
監督・脚本は俳優の水谷豊。長編映画は2作目となり、水谷豊の完全オリジナル脚本。
なぜ、愛する娘は死んだのですか? ここからを生きていくために、「真相」を知らなくてはいけなかった。あなたはこの映画の罠に嵌る。
ある地方都市で起きた交通事故。一人の女性が命を落とし、轢き逃げ事件へと変わる。
車を運転していた青年・宗方秀一、助手席に乗っていた親友・森田輝。二人は秀一の結婚式の打合せに急いでいた。婚約者は大手ゼネコン副社長の娘・白河早苗。悲しみにくれる被害者の両親、時山光央と千鶴子。
その事件を担当するベテラン刑事・柳公三郎と新米刑事・前田俊。平穏な日常から否応なく事件に巻き込まれ、それぞれの人生が複雑に絡み合い、抱える心情が浮き彫りになっていく。
二人の青年が逮捕され事件解決かと思われたが、「真相」はまだ深い闇の中にあった…。 (C)2019映画「轢き逃げ」製作委員会
予告動画
個人的感想・評価
秀一役の中山麻聖は三田村邦彦の次男らしい。似ていないなと思ったけれど母親似(元妻:中山麻理)のようで、従兄弟にあたる中山エミリとはそっくりだった。
ちなみに、前半の親友二人の掛け合いは、異常にわざとらしくともすれば素人演技のように見えていたのは終盤への布石だった模様・・?
真相は最初の方でなんとなく勘付いてしまったので・・サスペンスものとして見るよりも、加害者と被害者とそれぞれの家族のヒューマンドラマとして見たほうが良い作品だと思う。
特に、愛娘の命を突然奪われてしまった初老の夫婦(遅くに産んだ子?)の悲しみを押し殺した振る舞いはリアルで、余計に切なくなる。
一般人の光央(水谷豊)が犯人と格闘するシーンを除いては右京さん味を全く感じさせない初老の父親を見せていたのはさすがだったし、
母親(檀ふみ)や新婚妻(小林涼子)はとても情深い女性に描かれていて、 水谷豊の優しい人柄を感じさせる脚本だった。
あくまでも轢き逃げをした親友二人のW主演との事やけど、まぁやっぱり水谷豊が完全に主演を食ってる感じだったのは否めない。
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