ドラマ「仮面ライダーBLACK SUN」感想:R18⚠ライダー
ドラマ「仮面ライダー BLACK SUN」の作品情報
公開:2022年 / 全10話 / ジャンル:国内ドラマ
原作 / あらすじ
監督は白石和彌。「仮面ライダー生誕50周年記念プロジェクト」のひとつとして制作された、『仮面ライダーBLACK(1987年)』のリブート作品。
時は2022年。国が人間と怪人の共存を掲げてから半世紀を経た、混沌の時代。差別の撤廃を訴える若き人権活動家・和泉葵は一人の男と出会う。
南光太郎──彼こそは次期創世王の候補、「ブラックサン」と呼ばれる存在であった。
50年の歴史に隠された創世王と怪人の真実。そして、幽閉されしもう一人の創世王候補──シャドームーン=秋月信彦。彼らの出会いと再会は、やがて大きなうねりとなって人々を飲み込んでいく。
(C) 石森プロ・東映 (C) 「仮面ライダーBLACK SUN」PROJECT
予告動画
個人的感想・評価
『仮面ライダーBLACK(1987年)』のリブート作品。
リブートとは、原作との設定は同じだけどストーリーや結末は違うものとして作り上げた作品とのこと
そもそもの「仮面ライダー」すらまともに見たこともなかった私がいきなりこのリブート作品を見ると、『⁉』の連続である。
まず、この辺の設定↓
- 50年前に、怪人の権利獲得を訴える活動組織五流護六があった
- 怪人はヒートヘブン(創世王の出すエキス)を摂っていると老化しない
- 仮面ライダーは怪人が覚醒した状態(第3形態みたいな)
が分かっていないと、50年前の回想ストーリーがちょくちょく差し込まれるのに、見た目が同じ(同じ俳優が演じる)登場人物と、見た目が違う(別の俳優が演じる)登場人物が出てきて理解が追いつかない。
私のような前情報の無い人がこの作品を見るなら、本家の東映が制作している公式サイト↓
を並行して見ると、キャラクターそれぞれのバックストーリーまで分かって面白味が増すのでオススメ。(光太郎達が実年齢70歳‼というのには笑った)
人間とは異種の別の脅威(この作品では怪人)を登場させて、それらを排除しようとする人間との終わらない争いを描くというのは今も昔もある不滅のストーリーだと思う。
(漫画だけど、東京喰種トーキョーグールや進撃の巨人や寄生獣なんかも異種が何かが違うだけで似た設定かなと思うし。)
そういうテーマなので、演出は暗めで、ストーリも重いし、白石和彌が監督なだけあって気持ちいいくらいグロい演出も多くヒーロー物だけど完全に大人向け(R18)
配信作とは思えない豪華キャストだし、ヒーローっぽくない西島秀俊と中村倫也をW主演にあえてキャスティングしているのも、見る層の幅が広がる意味では良かったと思う。
リブート作品あるあるの原作ファンの酷評は多いらしいけれど、もやもやエンド・・ながら全10話なかなか見ごたえのある作品だった。
個人的には、ふっくらしちゃった三浦貴大演じるビルゲニアの最期の戦闘を描いた(クソからいいヤツに一気に昇格する)シーンがわかりやすくて一番印象に残った。
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