
映画「騙し絵の牙」:出版業界の裏側エンタメショー
映画「騙し絵の牙」の作品情報
公開:2017年 / 113分 / ジャンル:邦画
原作 / あらすじ
原作は『罪の声』の作者塩田武士の同名小説『騙し絵の牙』(2017年)。不況の煽りを受ける出版界を舞台にしたミステリー小説。
大手出版社「薫風社」に激震走る!かねてからの出版不況に加えて創業一族の社長が急逝、次期社長を巡って権力争いが勃発。
専務・東松(佐藤浩市)が進める大改革で、お荷物雑誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水(大泉洋)は、無理難題を押し付けられて廃刊のピンチに立たされる…。
速水は、新人編集者・高野(松岡茉優)と共に、イケメン作家、大御所作家、人気モデルを軽妙なトークで口説きながら、ライバル誌、同僚、会社上層部など次々と現れるクセモノたちとスリリングな攻防を繰り広げていく。
嘘、裏切り、リーク、告発–クセモノたちの陰謀が渦巻く中、速水の生き残りをかけた“大逆転”の奇策とは!?(C)2021「騙し絵の牙」製作委員会
予告動画
個人的感想・評価
主演の大泉洋に当て書きしたらしい本作。
原作者塩田武士が、出版業界と大泉洋を4年間(!)も取材して書き上げたとのエピソードもあるだけに、笑いの裏に隠れた腹グロ(=牙)大泉洋ショーって感じのストーリー。
大御所作家(國村隼人)口説きや、消息不明の幻作家(リリー・フランキー)探しや、ネット発のイケメン新人作家(宮沢氷魚)・人気モデル(池田エライザ)の作家起用などなど・・
ありとあらゆる方法で話題作りをして、売上部数を伸ばすアクションを起こすんやけど、そこには速見(大泉洋)が身内も騙してぶち上げる隠し玉がいつも仕込まれているのがミソ。
グリ森事件を題材にした映画 『罪の声』と同じ作者とは思えないエンタメに振り切った作品で、

「大物作家の本が出版される時」の出版業界の裏側が知れるお仕事モノやけど、映画としてはちょっと地味で連ドラでみたら面白かったかなぁと思った。
ちなみに、東映の『騙し絵の牙』公式サイトまでが
0作品 ページダミー
ダミーページになっているのはやり過ぎかと(^_^;) ホンマのページどこ!?
コメントの公開は管理者の承認制です (は空白不可)