映画「後妻業の女」感想:ゲスくて痛快なのは映画版
映画「後妻業の女」の作品情報
公開:2016年 / 128分 / ジャンル:邦画
原作 / あらすじ
原作は、黒川博行の小説『後妻業』(2014年) 2016年に映画化、2019年にドラマ化。
「武内小夜子、63歳、好きなことは読書と夜空を見上げること…わたし、尽くすタイプやと思います」結婚相談所主催のパーティで可愛らしく自己紹介する小夜子の魅力に男たちはイチコロである。
耕造もその一人。二人は惹かれあい、結婚。幸せな夫婦生活を送っていた、はずだった―――。
2年後耕造は亡くなり、葬式の場で耕造の娘・朋美と尚子は、小夜子から遺言公正証書を突き付けられ、小夜子が全財産を相続する事実を言い渡される。
納得の行かない朋美が調査をすると、衝撃の事実が発覚。
小夜子は、後妻に入り財産を奪う“後妻業の女”だったのだ!そして、その背後には結婚相談所・所長の柏木がいた。
(C)2016 「後妻業の女」製作委員会
予告動画
個人的感想・評価
映画→ドラマで見るべしだった(悔。)
公開時系列に逆行して、2019年に放映されたドラマ版『後妻業』から先に見てしまったことを悔やむ私
ドラマ版は小夜子の年齢設定がぐっと若くなり、木村佳乃×高橋克典×木村多江×伊原剛志の配役
この4人の恋愛模様や、小夜子の女神化なんかも加えられていて面白かった ・・・から
2時間に凝縮されているのもあって映画版はどうしても物足りなさを感じてしまった
映画版の方が「作家 : 黒川博行」らしい
とは言え、映画版の方が原作に近い脚本になっていると思うし、あの『破門』の作者黒川博行らしく
関西弁と金と欲望が渦巻くいい意味での下品さが表現されているのは絶対に映画版
ドラマ版みたいに「なんかちょっときれいな話」にまとまってないのもヨロシイ
コテコテ関西弁がゲスくて痛快
耕三の次女役の長谷川京子だけは微妙だったけれど
他のキャスティングはコテコテの関西弁がしっくりくる俳優ばかりで最高に合っていた
やっぱし小夜子は完成度高すぎない年増の美人の方がいいし、
居酒屋乱闘のオノマチも、通天閣改めスカイツリーの竿師 : 鶴瓶師匠も文句なくゲスかった(※いい意味で)
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