
ドラマW 「カッコウの卵は誰のもの」感想:真相が物足りない
ドラマW「カッコウの卵は誰のもの」の作品情報
公開:2016年 / 全6話 / ジャンル:国内ドラマ
原作 / あらすじ
原作は東野 圭吾の同名小説 (2013年刊行)
親子2代でトップスキーヤーを目指す緋田風美(土屋太鳳)と父・宏昌(伊原剛志)。風美からは、高い運動能力を示す特別な遺伝子パターンが検出され、人目を引く容姿も相まってメディアの注目の的だ。
遺伝子研究者の柚木(戸次重幸)は、父娘のさらなる検査を申し出るが宏昌は拒絶。実は風美の出生には大きな秘密があったのだ。
全日本の強化合宿では、風美のほか、同じく“スポーツ遺伝子”を「持つ」伸吾(高杉真宙)、「持たない」恵里香(真野恵里菜)、和真(森永悠希)、翔太(矢野聖人)ら若者たちが、さまざまな想いを抱え練習に臨んでいた。
ところがそこへ「緋田風美をメンバーから外せ。さもなくば彼女に危害が及ぶ」という脅迫状が届く。その頃、ある病院でひとりの青年(本郷奏多)が子どもたちに「才能」に関する物語を読み聞かせていた…。
(C)2016 WOWOW INC.
ドラマW「カッコウの卵は誰のもの」の感想
「カッコウの卵は誰のもの」というタイトル通り
カッコウ(鳥)は卵を他の巣に生んで
他の親がその卵を育てる。
このセリフが何度も出てきて、風美(土屋太鳳)の母親は誰なのか?と言うところが核となって進むのだけど…
少し前に見た作品の翳りゆく夏が、まさかの真相かぶりで一話から予想できてしまったのがイケなかった。

思っていたよりヒューマンドラマ
スポーツ遺伝子という(実在するのか知らないけれど)初耳の言葉にインパクトが合ったけれど、ストーリーは
- 才能✕努力
- 血の繋った親✕育ての親
を描いた人間ドラマよりのものだった。強化合宿に参加する若者たちの青春ドラマ要素もある。
土屋太鳳は可愛いけど風美は可愛くない
余命差し迫った影のある役に青白くて線の細い本郷奏多は適役だったし、白銀の雪山に映えまくる土屋太鳳は造りもんのように整っていて絵になっていたと思う。
風美の性格がずっと可愛げがなく、犯人の心情も共感できず。風美の出生の顛末もややこしくて理解しづらい。
原作は違うのかも知れないけれど、サスペンスとしても人間ドラマとしても中途半端で評価低め。土屋太鳳が見たい人向け。
一番可愛そうなのは、巻き添えを食らった赤ん坊やったよね。
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