映画「台風家族」感想:いい役者揃いなだけに残念すぎた作品
映画「台風家族」の作品情報
公開:2019年 / 108分 / ジャンル:邦画
原作 / あらすじ
漫才グループ「髭男爵」の元メンバーで現在は映画監督の 市井昌秀によるオリジナル脚本/監督作品
その夏、鈴木家の4人きょうだいは10年ぶりに実家へ戻ってきた。
銀行で2000万円を強盗したまま行方が分からなくなっていた両親の“見せかけ”の葬儀をするために──。
けれども本当の“目的”は財産分与を行うためだった!!
世界一“クズ”な一家だけれど何故か憎めない、そんな愛すべき鈴木家の“台風”のようなめまぐるしい夏の一日は、果たしてどんな結末を迎えるのか。
家族って何だろう──家族について考えたくなる、家族を愛おしく思える、これは普遍的な“家族”の物語。©2019「台風家族」フィルムパートナーズ
予告動画
個人的感想・評価
銀行強盗未遂事件の後に行方不明になった年老いた両親。事件の時効を迎え「形式だけの葬儀」を行うために、疎遠になっていた4人の兄弟が10年ぶりに集まった。
久しぶりの再会の理由は、行方不明になった両親を死んだとみなし、残った遺産を分ける為だったが・・・という話。
ドタバタコメディ劇
オモロイやろ!と自信満々なわりにはそんなに面白くない笑いが散りばめられていて、全体的に下品な空気感が漂っている作品。
コメディやんな、あれ?シリアスなん!?・・・やっぱコメディなんかいっ!と、なんだか中途半端なドタバタストーリーだったので評価は分かれるはず。
ガイコツが流れていくチープな演出の時点で拒否反応が出てだめだった。
役者はいい!・・・のになんだかなぁ
前半は、舞台演出っぽくほとんどが実家の中での会話劇。地味だけど、役者が上手いので成り立っている感じ。
草彅剛主演ということもあって期待値が高かったせいもあるけれど、これだけ実力派な役者を集める意味があったのかなぁ。
役者にギャラかけすぎたんじゃなかろうか。
事実上の引退作
演者(新井浩文)の不祥事で、上映に難があった曰く付き。
自業自得だけれど、私は新井浩文と言う役者は好きだったので、この作品が事実上の引退作となってしまったのはなんだか色んな意味でとても悔やまれる。
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