映画「太陽は動かない」感想:全部盛り。超展開アクション
映画「太陽は動かない」の作品情報
放映:2021年 / 110分 / ジャンル: 邦画
原作 / あらすじ
原作は、 吉田修一の小説AN通信エージェント・鷹野一彦シリーズ 3部作のうち同名の第1作『太陽は動かない(2012)』と鷹野の青年期を描いた『森は知っている(2015)』を元にしたミキシングストーリー
表向きは小さなニュース配信会社だが、その裏の顔は世界を股にかけて暗躍する諜報組織「AN通信」。所属するエージェントたちの心臓には小型爆弾が埋め込まれており、24時間ごとの組織への定期連絡を怠ると爆死する。
精鋭エージェントの鷹野(藤原竜也)と相棒の田岡(竹内涼真)は、上司の風間(佐藤浩市)の指令を受け、全人類の未来を決める次世代エネルギーの極秘情報の争奪戦に挑む。
世界各国のエージェントや裏組織も動き出す中、2人の心臓の起爆装置が発動する-。刻々と迫る死へのカウントダウンと襲い来る数々の敵、果たして彼らは命がけのミッションを乗り越えることが出来るのか―?
予告動画
個人的感想・評価
映画放映→ドラマ放送(WOWOW)という、一風変わったメディアスケジュールだったけれどコロナ禍の影響でドラマ放送→映画放映の運びとなったらしい本作。
ちなみに、ドラマ版は映画版の前日譚らしいので(未視聴)、ドラマは見ていなくても映画本編だけで見れる。・・とはいえ、原作も未読で前情報無しではボーッと見ていたら置いていかれるの超展開な脚本になっていた。
冒頭で「AN通信」の成り立ちと、諜報員の胸に爆破装置が埋め込まれているという結構重要な情報が活字で少し表示されるだけなので⚠見逃し注意。
最初のシーンから甘利田先生じゃない市原隼人が、
美味そげゼロのハードクールガイで出演しているド派手なアクションとまさかの没展開。
その後も休み無く話はどんどん進む上、現在進行形のストーリーと鷹野(藤原竜也)のバックストーリー(青年期)が交互に切り替わり、とある理由で名前も違ったりするので これが「回想シーン」だということに遅れて気づいたのは私だけ?
「詰め込みすぎ」という感想の多かったのもうなづけるのは、原作シリーズのうち2部作を1時間50分という短めな尺にまとめてあるからかと。
けれど、鷹野ら諜報員たちのバックストーリーが無ければただのミッションインポッシブル的アクション映画になりそうなところを、理解が追いつく程度にギリギリのバランスでヒューマン要素も取り入れてうまくまとめてあるなと思った。
カーチェイス・列車・ヘリ・船まで陸海空全部ぶっ込んだアクションシーンや、黒スーツでのスカイダイビング(!!)やら、カタコト日本語を使う怪しげチャイナ多数、なんちゃって不二子ちゃん的謎の美女などなど・・日本作品らしからぬ振り切ったエンタメ&アクション演出は気持ちよく楽しめた。
どうでもいいけど竹内涼真のオシリシーンは完全なサービスショットでしょ。
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