
ドラマW「蛇のひと」感想:最初から最後までもやもやもや…
ドラマW「蛇のひと」の作品情報
公開:2010年 / 102分 / ジャンル:国内ドラマ・WOWOW
原作 / あらすじ
三好晶子脚本の『第2回WOWOWシナリオ大賞(2009年)』受賞作品の映像化
三辺陽子(永作博美)が出社すると、会社は大変な騒ぎになっていた。部長の伊東が自殺し、課長の今西(西島秀俊)が行方不明になっているという。
陽子は取りあえず葬儀の手伝いに行くが、部長の妻、牧子は何故か今西の話ばかりをする。
葬儀の後、陽子は副社長に呼び出され、今西が横領で逃げている疑いがあると聞かされる。
しかもその証拠を伊東部長が握っていたという。陽子は会社の命令を受け、今西を探すことになるが…。(c)2010 WOWOW INC.
個人的感想・評価
部長が突然自殺し、同じタイミングで横領疑惑の疑いのかかっている課長の今西(西島秀俊)が失踪する。
今西の部下だった三辺陽子(永作博美)が行方調査を命令され、話を聞きまわるうちに「いい人」と思われていた今西に人生を狂わされた複数の人たちの存在を知ることに・・・いったい今西は何者なのか?という話。
万華鏡と蛇
自身は直接手をくださないけれど、口車で他人を操る こういう人いるよねぇ。だけど、今西自身が確信犯なのかそうでないのかは、どこでも明かされない。
くるくると形を変え見るものを魅せるけれど、同じ模様は2度と見ることができない万華鏡のようでも、ひっそり忍び寄り息の根を止める蛇のようでもある掴みどころのない存在。
「夜 口笛吹いたら、蛇出るで」
西島秀俊の関西弁は、リアル関西人からすると棒読みのような一本調子ではっきり言って下手に感じたけれど、
今西(西島秀俊)のふわふわした存在を、あのものすごく違和感のある関西弁で表現していたとすれば演出と演技力に感心する。
もやもやもやもや・・・・
見たものにいろんな解釈や、なにかぼんやりとした得体の知れない恐怖感を与えるような脚本。
この空気感が好きか嫌いかで評価は極端に分かれると思う。 ちなみに私は苦手なので低評価。
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