映画「藁の楯」感想:渋め大人俳優演じるエンタメサスペンス
映画「藁の楯」の作品情報
公開:2013年 / 125分 / ジャンル:邦画
あらすじ
原作は『 ビー・バップ・ハイスクール』の作者 木内一裕(漫画家)の小説家デビューとなった同名小説(2004年)
懸賞金10億円のクズ(ルビ:-凶悪犯-)を、命懸けで移送せよ!
5人 vs 1億2千万人 ――― 全国民が敵。
「この男を殺してください。御礼に10億円差し上げます。」前代未聞の新聞全面広告に、日本中が揺れた!広告主は巨額の資産を持つ財界の大物・蜷川。幼い孫娘を惨殺した男、清丸の首に懸賞金を懸けたのだった。
命の危険を感じた清丸は、潜伏先の福岡で出頭する。全国民の殺意が向けられる中、48時間以内に清丸の身柄を警視庁に移送するため、5人のSPと刑事が選ばれた。護衛対象は“人間のクズ”。
一般市民、警察官、機動隊員までもが執拗に命を狙ってくる中、命懸けの移送が始まる。見えない暗殺者から逃げる為、護送車、救急車、新幹線と次々と移動手段を変えても、なぜか、ネット上のキヨマルサイトには移送チームの居場所が更新されてしまう。
いつ?誰が?何処から襲い掛かってくるか分からない、誰が裏切り者か分からない極限の緊張状態が続く・・・。
はたして、人間のクズを命懸けで守る事に価値はあるのか?それが“正義”なのか?SPチームは無事に清丸を警視庁に移送することができるのか?
物語は、誰も予測できない衝撃のクライマックスを迎える!
予告動画
個人的感想・評価・レビュー
幼児を狙った快楽殺人犯 清丸(藤原竜也)に孫娘を殺害された大物資産家(山崎努)が、常識を超える10億円の懸賞金を清丸の首にかけた。
身の危険を感じた清丸は潜伏先で自ら出頭するが、多額の懸賞金欲しさに清丸の命を狙ってくる暗殺者は、一般市民のみならず警察・機動隊員まで・・・もう誰も信用できない!
清丸護送の護衛に選ばれたのは有能なSP(大沢たかお・松嶋菜々子)と刑事たち(岸谷五朗・永山絢斗)は、
人間のクズ 清丸を守る価値はあるのか?葛藤しながらも、自らの命をかけた護送任務を遂行できるのか?という話。
渋め俳優のキャスティングが◎
非現実的なストーリーなのに、渋めの大人俳優をキャスティングしているので、リアリティのバランスがギリギリのところで取れている。
(ショートカットの松嶋菜々子は、パッと見で気づかずジャニーズ系俳優かと思っていた。)
こういうコワレたキャラ役が多すぎで個人的には残念に感じる藤原竜也だけど、この役がはまる俳優は今のところいない気がするからしょうがない。
清丸は最初から最後までブレないクズだったのが却って気持ちいい。
漫画化希望!
氷室京介が歌う主題歌が良いし、ハラハラさせる展開と裏切り者は誰だ?的なサスペンス要素に加えて、派手なアクションシーンもあるので飽きずに見れる。
漫画家木内一裕の小説→実写化なので、これを言っちゃあ元も子もないけど漫画で見たほうが面白そうだなというエンターテイメント作品だった。
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