映画「ロマンスドール」感想:仕事映画な上半身編は面白い。
映画「ロマンスドール」の作品情報
公開:2020年 / 123分 / ジャンル:邦画
あらすじ
原作は、さくらんの脚本を努めたタナダユキの同名小説ロマンスドール
一目惚れをして結婚した園子(蒼井優)と幸せな日常を送りながら、ラブドール職人であることを隠し続けている哲雄(高橋一生)。
仕事にのめり込むうちに家庭を顧みなくなった哲雄は、恋焦がれて夫婦になったはずの園子と次第にセックスレスになっていく。
いよいよ夫婦の危機が訪れそうになった時、園子は胸の中に抱えていた秘密を打ち明ける……。(C)2019「ロマンスドール」製作委員会
予告動画
映画「ロマンスドール」を観た感想レビュー
ラブドールっていうのは、あれもこれも出来る現代版の超リアルダッチワイフ。この二人を主人公にしたうえで、ラブドールをテーマに持ってきたのはインパクトあるなと。
さて、どんな話になるのやら・・・と思って見てみると、
前半 : ラブドール 上半身編 / 職人のお仕事映画
超リアルなおチチを作る前半戦。
ラブドール制作工房で、なんとなく働くことになってしまった哲雄(高橋一生)が、先輩の愛川(きたろう)に感化されてラブドール作りにのめりこんでいく。
女性からは偏見のある分野かと思うけれど、求ている人に最高に喜ばれる物を作ろうとする気概は、職人以外の何物でもない。
「究極の人形」を追求している造形師の愛川との師弟関係が生まれていく様子がコミカルに描かれている前半はラブドール制作の裏側も見れてとても面白かった。
後半 :
ラブドール 下半身編 余命せまる妻との蜜月
超リアルなアソコを作る後半戦。
後半は、妻の園子(蒼井優)が余命幾ばくもなくなったことをきっかけに、枯れかかっていた夫婦のやり直しラブストーリーに変わる。
テーマと絡めて、ベッドシーンの連続。
と言っても、監督/脚本が女性(タナダユキ)で高橋一生と蒼井優の絡みなんで、女性が見てキレイに見えるベッドシーンな訳でけっこう退屈だった
蒼井優のキワドイ濡れ場は彼女がその名を知らない鳥たちで先に見ていたので物足りない。
人間の本能的に、死期がせまると性欲が高まるって言うらしいうよねと思いながらやや冷めた目で見てしまった。
・・・変な映画。
というのが見終わった直後の感想。
なんで冒頭で 園子が死ぬことは明かしたんだろう?あと、最後のシーンと哲夫のセリフもいらんだろ。
それと、100体も出荷して哲夫、あんたほんとに良かったんーっ?
「職人ってやつはホンマに・・・。」 社長(ピエール瀧)のセリフに同感。
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