ドラマW 「株価暴落」感想:織田裕二の眼力はやっぱり良い。
ドラマW「株価暴落」の作品情報
公開:2014年 / 全5話 / ジャンル:国内ドラマ
原作 / あらすじ
原作は池井戸潤の同名金融小説。(2007年刊行)
メガバンク白水銀行では、経営再建中の巨大スーパー・一風堂への追加融資について議論が紛糾していた。
審査部審査役の板東洋史(織田裕二)は「融資の要諦は回収にあり」を信条とし、再建の努力をしない一風堂への融資に異議を唱える。
一方、破綻の余波が銀行に及ぶことを恐れる企画部副部長の二戸哲也(高嶋政伸)は融資の断行を主張。板東の存在を疎ましく感じていた二戸は、板東を陥れようと画策する。
そんな中、一風堂の店舗で爆破事件が発生。届いた犯行声明では、独裁的経営を行なう一風堂会長・風間耕造(竜雷太)の辞任と会社の法的整理が要求され、受諾しなければ爆破を継続すると脅迫を受ける。
株価下落を懸念する一風堂の財前知春(石橋凌)と友部勇作(石黒賢)は声明を隠匿しようとするが・・・。(C)2014 WOWOW/東阪企画
ドラマW「株価暴落」の感想
池井戸潤ならではの銀行を舞台にした金融ドラマ。
融資の監査役の織田裕二が、銀行上層部と大企業の癒着や、何者かの爆破脅迫事件にも屈せずにバンカーとしての信念を貫けるか?というストーリー。
金融の話以外にも、爆破事件の犯人を追うサスペンス要素も絡んできて最後はしっかり繋がって回収。
お決まりのあの役は
池井戸作品で舞台が銀行とくれば、敵対する上層部との対決がつきもの。ドラマ半沢直樹で言う香川照之のポジションは高嶋政伸がそれなりにキツめキャラでしっかり演じてた。
でも、ドラマW(WOWOW)なので半沢直樹までの狙ってる感はない。あくまでも正統派金融ドラマに仕上がってるし勧善懲悪モノで安心して見れる。
石黒賢との共演というのも懐かしくて良い。
織田裕二の眼力は衰えてない
見始めあたりは、どうも織田裕二が踊る(大捜査線)の青島にしか見えなくて困ったのだけど、中盤からはちゃんとバンカーの坂東として見れるようになった。
正義漢な役柄は、今までの役のイメージ通りなのでしっくりくるし、少し薄いブラウンの大きな瞳の眼力はインパクトある。
織田裕二やっぱりいい俳優だなと思った。最近あまり出演作が無いみたいだけど、渋みが出てきそうなこれからに期待。
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