
ドラマ「天才を育てた女房」感想:天才と奇人変人は紙一重。
数学のことはさっぱりなので、岡潔(おかきよし wiki)さんのことも知らずに、豪華な配役と関西が舞台ということだけで観てみました。
ドラマ「天才を育てた女房」の作品情報
公開:2018年 / 112分 / ジャンル:国内ドラマ
あらすじ
天才ゆえに苦悩し、挫折し、数学という世界に閉じ込められてしまった男・岡潔。そんな潔は誰からも認められず…
狂わんばかりに数学に打ち込むあまり家計は火の車。
妻のみちは、愛する夫が目指しているものすら理解できない。
やがて、潔は世界の難問を解決していくが…。
作品詳細
2018年 読売テレビ開局60年記念スペシャルドラマ『金曜ロードSHOW! 特別ドラマ企画』作品
予告動画(非公式)
https://www.youtube.com/watch?v=PdzC-ur3g4k
ドラマ「天才を育てた女房」の個人的感想
晩年に文化勲章を受賞した明治生まれの数学者 岡潔(おかきよし)さん。あまり知られていない、その妻 岡ミチさんに焦点を当てた作品です。
若き日から老年まで同じ俳優が演じる朝ドラ風2時間ドラマ。
天海祐希が高身長なので、夫役佐々木蔵之介もしかり…天海祐希さんの相手役って限られるだろうなっていつも思う。 あの時代にしては長身すぎる夫婦なので見始めは違和感がありました^^;
序盤は、岡潔(佐々木蔵之介)の変人ぶり・明るい妻みち(天海祐希)との掛け合いがコミカルに描かれていますが、戦争を経たあたりから雲行きが怪しくなります。
生計は妻だより、精神を病むほど数学に没頭して導きだした論文も日の目を見ず、どんどん心を閉ざしていく…
その夫を影となり日向となり支えたのが妻だったというお話です。
天才肌あるあるで人と調和が取れない人のようだったので、この妻がいなければ後に数学者として名声を残すことも絶対に無かったでしょうね。
「妻は夫を支え育てるもの」とはよく言ったもので、これ本当に好きじゃないと出来ませんよ。岡潔さんが亡くなった後、すぐ後を追うように奥様も召されたとか。
唯一無二の岡潔の熱狂的なファン。奥様にあっぱれ。
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