映画「MONSTERZモンスターズ」感想:孤独なバケモノの友情。
映画「MONSTERZ モンスターズ」の作品情報
公開:2014年 / 112分 / ジャンル:邦画
あらすじ
ひと目見るだけで、すべての人間を思いどおりに<操れる男>と、唯一<操れない男>。対立する能力を持って生まれた宿命の二人が出会ってしまった時、生死を懸けた壮絶な闘いが幕を開ける!
操れる男は、必要な時だけ力を発揮し、たった独りで静かに生きてきた。彼は絶望の闇に包まれた孤独な人生が、死ぬまで続くと思っていた。
唯一操れない相手が目の前に現れるまでは―。彼の名は、田中終一。普通の青年にしか見えないが、彼もまた特別な能力を秘めていた。
瀕死の重傷や病気も数日で完治する、驚異の回復力と強靭な肉体を持っているのだ。“男”は思い通りにならない終一に怒りを燃やし、彼の大切な人を死に追いやる。
復讐を誓う終一と、終一の抹殺を決意する“男”。“男”は自由自在に大群衆を操り、終一はひとりでそれを迎え撃つ。果たして、生き残るのはどちらか?
(C)2014「MONSTERZ」FILM PARTNERS
作品詳細
2012年公開の韓国映画超能力者を原案としたリメイク作品。
監督はリングを初めとしたホラー作品を得意とする中田秀夫、脚本はブラッディマンディ・20世紀少年を手掛けた渡辺雄介。
予告動画
映画「MONSTERZ モンスターズ」の個人的感想
キャストは豪華…やけど、なんかもったいない。
藤原竜也とのWキャストで、かつ山田孝之がこういう役(いわゆる超人系)を演じているのはめずらしいなと思ったので観てみました。この作品の公開時は、こういう超人バトルものが多かったですね。
バトルものと言っても、MONSTERZ モンスターズで特殊能力を持つ登場人物は2人のみ。攻撃力のある能力というわけでもないのでキャッチコピーほどのバトルの派手さはありません。
ホラー映画の監督ゆえか、原作通りなのかは不明ですが、人間の殺し方はとっても古典的でグロめでした。
幼少期のある事件以降、世間から身を隠したった1人で生きてきた操れる方の男(藤原竜也)が初めて出会った驚異的な回復力を持つ操れない男:田中終一(山田孝之)。
自分と同じ特殊能力を持ちながらも、仕事や仲間を持ちうまく生きている田中終一への苛立ちから、能力を暴走させていく男を阻止しようとする田中終一の話です。
能力者同士の友情(のようなもの)が生まれてくるところまで作品内で描かれていましたが、警察が無能すぎるとか、まぁいろいろと突っ込みどころの多い作品でした。
どうしても藤原竜也をDEATH NOTEの夜神月と重ねてしまいますが、二人とも頭がいい訳ではないのであの作品ほどの深みは無かったように思います。
テンポよくサクッと見れる作品を観たかったという気分には合っていました。
めずらしくおねえ役で奮闘する落合モトキがいい意味で作品に面白さを加えてくれていました。
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