ドラマ「僕らは奇跡でできている」感想:人と違っても幸せ。
ドラマ「僕らは奇跡でできている」の作品情報
公開:2018年 / 全10話 / ジャンル:国内ドラマ
あらすじ
動物行動学を教える大学講師・相河一輝は、生き物のことや自分が気になることについて考え始めると没頭してしまい、時に人を困らせ苛立たせる”変わり者”。
しかし、常識や固定観念に捉われない一輝の言動は、周囲の人々の価値観を大きく揺さぶり、好きなことに夢中になっていた頃の純真無垢な気持ちを思い出させてくれる。
ついつい自分を他人と比べてしまうすべての人に贈る、コミカル・ハートフルドラマ!
詳細
意外にも高橋一生さんはこの作品が民放ゴールデンプライムで初主演でした。物語は、草なぎ剛さん主演で大ヒットした僕の生きる道 (3部作)シリーズの脚本を手掛けた橋部敦子さんの完全オリジナル
「僕らは奇跡でできている」の評価と感想
作品中で明言されていませんが、発達障害や今で言うADHD(注意欠如・多動性障害)だったのかなぁと思われる周りとは少し違った子供だった一輝。(高橋一生)
そんな自分のことが大嫌いで泣いてばかりだったと言う一輝は、良き理解者(祖父:田中泯や教授:小林薫)に導かれて動物や自然が大好きで、そんな自分の事も好きになれる大人になります。
それまで好きなものだけに囲まれていた一輝にとっての新しい世界 = 大学講師となったことで、いろいろな人と出会い、時には怒らし、時には気づきを与え、与えられる日々を綴った物語です。
子育てに悩む母親や、キャリアウーマン、出世一筋の同僚講師など…〇〇でなければいけないとつい頑張りすぎてしまう大人たち。
きちんと生きているようで、実は生きづらさを感じている大人が、淀みのない一輝とのコミニュケーションの中でふっと楽になっていく様を見ていると
普通じゃないことは駄目なの? 普通ってなんだろう?幸せって誰が決めるんだろう?
そんなことを考え直させてくれます。
もちろん、誰もが一輝のような大人にはなれないけれど、子供の頃のように好きなことをとことん好きになればそれだけで人生はとても楽しいと言う気持ちを思い出して、ほんの少し自分に優しくできるようになれそうな作品です。
毎話、もっと楽に生きていいんだよと背中を押してくれる名セリフがあふれているし、犬はネコ目イヌ科(!)だとか、動物に関するトリビアも知ることができる笑いあり涙ありの良い作品でした。
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