ドラマW「煙霞-Gold Rush-」感想:ドタバタ大阪サスペンス
ドラマW「煙霞-Gold Rush-」の作品情報
公開:2015年 / 全4話 / ジャンル:国内ドラマ・ドラマW
あらすじ
美術講師・熊谷は、理事長の酒井が経営を私物化している大阪の私立晴峰女子高校で働いている。
ある日、音楽教師の菜穂子と体育講師・小山田から、酒井に不正の証拠を突きつけ、自分たちの身分保証を求めようと持ちかけられる。
思い切って酒井の愛人・朱実のマンションに乗り込んだところまでは良かったが、その後酒井と朱実が行方不明に…!?
原作
原作は大阪弁の台詞回し作品が特徴の黒川博行。デビュー作の『二度のお別れ』は、その後の俗称「グリコ・森永事件」の犯行手口の一部と酷似した描写があったとして話題、出版元に損害賠償を求める提訴事案となった。
「煙霞-Gold Rush-」の感想と評価
大阪色満載の、痛快!ドタバタサスペンス
キャストを関西出身者に絞ったとのことで、関西人の私から見ても不自然さは少しも感じない関西弁のクオリティでした。
木下ほうかさん(元新喜劇)・木村祐一・桂文珍の三役揃いで笑いの要素もお墨付きです。
正直、森山未來さんは役柄的に没個性ぎみやったかなと感じましたが・・・女性陣は意外な配役。
なかでも高畑充希のこういう役(気持ちのいいベタベタの関西女)はめずらしいと思います。メイクが濃いのも相まって、初見では高畑充希さんと気づかなかったほど。
大阪が舞台なので、大阪で暮らすものとしては馴染みのある土地や風景がたくさん出てくるし、(タイトルに嘘偽り無く)主要キャストは全員スモーカーです。
この作品の主人公と同じく、作者自身も小説家デビュー前に大阪府立高校で美術教師だったという経歴があるのも面白いですね。
大金をめぐった裏切り者は一体どいつや!というドタバタストーリー。
ナニワ金融道を連想するシリアス5%:アクション5%:笑い90%で、いい意味のB級ドラマです。
最初から最後まで、難しいことを一切考えずにテンポよく見れ、最後はスカッとする気持ちのいい作品でした。
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