ドラマ「アキラとあきら(2013)」感想:昭和のヒーローバンカー
ドラマW「アキラとあきら」の作品情報
公開:2013年 / 全9話 / ジャンル:国内ドラマ・ドラマW
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あらすじ
昭和61年4月。日本有数の大企業「東海郵船」の御曹司として生まれ王道を歩んできたエリート、階堂彬(かいどうあきら)。
父の会社の倒産、夜逃げなど苦難の道を歩んできた天才、山崎瑛(やまざきあきら)。
2人はそれぞれの力で人生を切り開き、同じ産業中央銀行に入行した。
良き友人、良きライバルとして互いに刺激し合いながら、苦難を乗り越えていく2人。そして“宿命”としか言いようのない、過酷な試練が2人に降り掛かる…(C)2017 WOWOW/東阪企画
原作
原作は元銀行員の経歴を持ち、半沢直樹シリーズなど金融界や経済界を舞台にした小説を多く書く池井戸 潤
アキラとあきら 下 (集英社文庫) 文庫 – 2020/8/20
「アキラとあきら」の感想と評価
見る前の想像をいい意味で裏切られた良作
タイトル(原作同)からしても、長身イケメンのW主演からしても、エリート銀行員がライバルとして争うちょっとチャラ目のストーリーを想像していましたが全然違った。
育ってきた境遇は全く違えど、正義を強く持つ優秀なバンカー(銀行員)となった二人のあきら。
実家の海運会社「東海郵船」の経営を立て直すために階堂彬(向井理)は銀行を退職し社長に、銀行員の山崎瑛(斎藤工)とタッグを組んで「東海郵船」の倒産危機を救う話。
とにかく階堂家の弟ども(木下ほうかや賀来賢人)が兄をライバル視して大企業にあぐらをかくダメ息子揃いで、何度このバカどもめ!とつぶやいたことか・・・
少年期の二人の出会い(1970年代前半)から、40歳位(2000年代前半)までの30年間を描いているストーリーで、日本経済のバブル期→オイルショック→バブル崩壊の時期が社会人真っ只中だった現アラフィフ世代には共感できる内容が多いかと思う。
ネットは普及していないし、ワープロだし、携帯は延ばすアンテナのガラケーだし、スーツは逆三角形のぶかぶかだし・・・そうそう昭和はこうやったよねと思える時代背景の細かい演出もくすっと笑える。
経済モノは、小説で挫折したトラウマが合ったので敬遠していましたが、経済に疎くても分かりやすく、池井戸 潤ならではの逆転劇もあって面白かった。
とは言うものの、「ドラマ版 半沢直樹」のような激しいキャラ演出は無くて、主人公の二人が最初から最後まで人間味のある普通の人物だったことも、とても良かった。
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