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ドラマ「白夜行」感想:山田孝之綾瀬はるかの息が詰まる名作

ドラマ「白夜行」感想:山田孝之綾瀬はるかの息が詰まる名作

ドラマ「白夜行」」2006年公開 (出演:山田孝之,綾瀬はるか,武田鉄矢ほか 原作:東野圭吾)のレビュー。内容・出演者紹介と個人的感想&評価

この記事は物語等の核心に触れた記述、いわゆる「ネタバレ」が含まれます。

ドラマ「白夜行」のざっくりあらすじ

出会った時、小学5年生だった亮司と雪穂。

亮司は、初恋だった雪穂が、自分の父親の性的被害者となっていたことを目撃してしまい、衝動的に持っていたハサミで父親を刺殺してしまいます。

雪穂は、借金返済のために自分を売春させた母親に亮司の父親殺害の罪をかぶせて心中を決行しますが、自分だけが生き残りました。

結果的に互いの親を交換殺人したことになった亮司と雪穂ですが、未解決事件(亮司:父)と心中未遂(雪穂:母)と処理され逮捕を逃れました。

その後2人は、互いに素性を隠し偽り、罪と嘘を重ね続けながら、歳を重ねていきます。

監督・脚本・公開年データ

原作 東野圭吾
公開 2015年

主要キャスト

桐原 亮司 / 子役 山田孝之 / 泉澤祐希
唐沢 雪穂 / 子役 綾瀬はるか / 福田麻由子
笹垣 潤三 武田鉄矢
松浦 勇 渡部篤郎
唐沢 礼子 八千草薫

他にもおっさんずラブの田中圭さんも端役で、最近ご無沙汰な柏原崇さん・小出恵介さん・塩谷瞬さんも出演しています。

ごく個人的な感想

役者全てが素晴らしい!私史上No1の名作ドラマ

評価 :

公開当初から含め、ドラマ版「白夜行」を通しで見たのは3度目になります。何度見ても脚本&すべての役者さんが素晴らしく、時代も感じずに見れる名作ドラマだと思います。

主演のお二人

2006年の作品ですが主演のお二人の演技力はすでに完成されています。

綾瀬はるかさんの天使のような笑み✕不敵な笑み、山田孝之さんの全て受け入れるような視線✕冷たく鋭い視線。すっかりベテラン俳優となったお二人の、今とは違う瑞々しい危うさも新鮮です。

亮司と雪穂の間に「愛してる」とか、「好きだ」とかの言葉は一切出て来ないのですが、「離れられないけど、離れたい、でも一生離れられない」・・・共依存とも言うべき複雑な関係性が文句なしに伝わってきます(T_T)

周りを固める役者さんたち

子役時代の2人、最低最悪なのに憎みきれない 亮司の母親の元愛人松浦役の 渡部篤郎さん、2人の人生を事件後も見続けることになる2人の女性(亮司の母親と図書館の司書)。

なんと言っても、2人を追い続ける刑事 笹垣こと武田鉄矢さん がドラマを重ねて見るごとに、恐ろしくかつ優しく見えてくるのですー。素晴らしい!

そして、とにもかくにも雪穂の養母 八千草薫さんの最後の一言 が私は一生忘れられません!!!

見る人によって感想が分かれる

私は、原作小説はあえて未読なのですが・・・亮司・雪穂それぞれを、「切ない・可愛そう」と思ったり、「許せない・怖い」と思ったり・・・と見る人によって感想がきっぱり分かれるストーリーだと思います。

特に雪穂への印象は男女で全く違うみたいですね。

私は、雪穂は悲惨な幼少体験ですでに曲がり切ってしまったいわゆる悪女と感じているので、中盤あたりで亮司に対して、雪穂からの「はぃっ!しもべ完成ー!」と心の声が聞こえたように思いましたが、

夫(つまり男性目線)から言わせると、「雪穂の為に、自ら進んですべての行動(犯罪)をしているから亮司は不幸では無い」とのこと。

・・・正解は無いのでしょうが(^_^;)


最近の地上波ドラマではまずありえないやろうなーと思うほど、最初から最後まで息苦しく、救いほぼゼロですが見だしたら止まりません。

ぜひ、こころして御覧ください。

 

 

以上!ドラマ「白夜行」感想:山田孝之綾瀬はるかの息が詰まる名作 でしたー (*Ü*)ノ

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