
ドラマW「ヒトヤノトゲ獄の棘」感想:ムショにはムショの…
ドラマW「ヒトヤノトゲ~獄の棘~」の作品情報
公開:2017年 / 全6話 / ジャンル:国内ドラマ・WOWOW
原作 / あらすじ
原作は大門剛明の同名小説(2014年刊行)
「鍵のない牢がある」という北関東刑務所に着任した新人刑務官・武島良太(窪田正孝)。
そこには受刑者のいじめ黙認、所内での賭博など正義とは程遠い刑務官の姿があった。
ある日、剛腕の名久井惣一(小澤征悦)が看守長として着任する。
一方、副看守長・岩本康隆(池田成志)の管轄工場では、受刑者である暴力団組長・神宮是清(泉谷しげる)に良太は洗礼を受けていた。
“刑務所の闇”に翻弄される良太は、先輩・秋村繁晴(萩原聖人)に助言されるが、秋村の不可解な行動に困惑する。そんななか名久井は良太に腐敗一掃のため“ある指示”をする。
さらに、神宮が良太に近づき、刑務官であった父の死について何か知っているかのようなことをほのめかす。父にいったい何が?“誰も知らない閉ざされた世界”ともいえる刑務所にある正義、真実とは―。
(C)2017 WOWOW INC
個人的感想・評価
宣材写真(の画像?)ではぱっと見わかりにくかったけど、主役は窪田正孝。
親子3代刑務官を務める武島(窪田正孝)が所内の不正を取り締まる為の監査を任命され・・・
スパイ調査を進めるうち、刑務所内で起きている様々なタブーと闇、父の事故死の真相が明らかになっていく話。
ムショにはムショの・・・
長く収容されている初老の暴力団組長: 神宮(泉谷しげる)は、受刑者達のボスとして君臨し刑務所内でも悠々自適に暮らしている。
受刑者だけでなく、気の弱い刑務官をも取り込んで、携帯電話まで使っている(嘘やろ!)始末。
閉ざされた社会ゆえの闇がリアルで面白い。
たとえば、女子供を手をかけた犯罪は受刑者の中でも嫌われて、陰湿なイジメの対象になるなど、受刑者なりの秩序があるらしい。
一方、取り締まる刑務官の方でも、受刑者との癒着や事件の隠蔽などの不正がはびこっている。
最終話は評価が分かれる
最終話の受刑者の暴動(立てこもり騒ぎ)で、急にプリズンムービー様になってしまい、これまでの陰鬱とした空気が一変してしまったのは評価が分かれる。
ムショのボス「神宮」が悪の根源なんだけど、イメージ的にどうしても悪いやつに見えない泉谷しげるが、なんやかんやと最後に全部持っていった感じのラストだった。
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