
ドラマW「プラチナタウン」感想:全員善人で出来過ぎだった
ドラマW 「プラチナタウン」の作品情報
公開:2012年 / 全5話 / ジャンル:国内ドラマ・WOWOW
原作 / あらすじ
原作は『プラチナタウン』は楡周平の小説(2008年)
舞台は高齢化が進む上に巨額の負債を抱える地方の町。
そこを、高齢者が集まり思い思いに暮らせる“プラチナタウン”に変身させようという、夢のプロジェクトに挑む人々の姿を描く。
エリート商社マンから故郷の町長に転身、町の再建に取り組む主人公を演じるのは大泉洋。
映画「探偵はBARにいる」を大ヒットさせるなど、人気絶頂の大泉が、初挑戦のドラマWに新しい風を呼び込む。
檀れい、渡部篤郎、柄本明ら豪華キャストが集結、脚本は「DEATH NOTE デスノート」の大石哲也、監督は連続ドラマW「下町ロケット」の鈴木浩介。
大泉の故郷でもあるロケ地・北海道の美しい自然を背景に、町を復興させようと奮闘する人々の熱い挑戦と、人間ドラマが繰り広げられる。(C)2012 WOWOW INC.
ドラマW 「プラチナタウン」の感想
北海道の生んだ国民的スター大泉洋・・・に合わせてなのか 原作とは違って舞台は北海道に変更されている。
だだっ広くて使われていない安い土地と、自然はたっぷりあるけれど、人口減少で税金が枯渇して財政破綻寸前の過疎化町。
そこに敏腕の元エリート商社マン:山崎 鉄郎(大泉洋)が突如町長として戻ってきて、議会と対立しながら町の再建に取り組む話。
政治のスーパーヒーローもの
一般人からの政界参戦、町議会関係者の私腹を肥やすためだけの無駄な公営施設多数で財政破綻寸前というと、まさに一昔前の大阪のよう。
いくら地方の小さな町といっても、議会で案を成立させるのは一苦労な様相でこれが県や国の政治となるともっともっと大変なんやろうやなぁと考えさせられた。
アイデアは面白い
若者を集める、子供を増やす、観光客を呼び込むなどのありきたりなアイデアとは真逆の、年金受給者で蓄えの多いシニア世代を集めるというアイデア。
2008年という、高齢化と過疎化問題が取り沙汰され始めた時代に、同時解消可能な公的プロジェクトと言う視点は実現すれば面白い。
税収は増加しないけど、巨大な老人施設建設と公営施設の活用で雇用&利益を増やせるっていう算段ね。
老人向けって言っても「シルバータウン」じゃあれなんで、「プラチナタウン」っていうのも妙案。
うまく行き過ぎでちょっとね
ドラマは全5話という短さのせいか、ご都合主義な展開も多くて結局みんな善人なので悪く言えばWOWOWらしさは無い。
このあたり、原作小説ではもっと深くしっかり描かれているそうで、老人向けテーマパークを建設後の続編小説和僑も面白そう。
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