映画「沈黙のパレード」感想。病み過ぎ草薙が印象的
映画「沈黙のパレード」の作品情報
放映:2022年 / 130分 / ジャンル: 邦画
原作 / あらすじ
原作は東野圭吾のガリレオシリーズ第9弾の同名小説『沈黙のパレード』(2018)
天才物理学者・湯川学の元に、警視庁捜査一課の刑事・内海薫が相談に訪れる。行方不明になっていた女子学生が、数年後に遺体となって発見された。
内海によると容疑者は、湯川の親友でもある先輩刑事・草薙俊平がかつて担当した少女殺害事件で、完全黙秘をつらぬき、無罪となった男・蓮沼寛一。蓮沼は今回も同様に完全黙秘を遂行し、証拠不十分で釈放され、女子学生の住んでいた町に戻って来た。町全体を覆う憎悪の空気…。そして、夏祭りのパレード当日、事件が起こる。蓮沼が殺された。女子学生を愛していた、家族、仲間、恋人…全員に動機があると同時に、全員にアリバイがあった。そして、全員が沈黙する。湯川、内海、草薙にまたもふりかかる、超難問…!果たして、湯川は【沈黙】に隠された【真実】を解き明かせるのか…!?(C)2022 フジテレビジョン、アミューズ、文藝春秋、FNS27社
予告動画
個人的感想・評価
ガリレオシリーズの映画3作目だった本作品。ドラマを見ていないのでどういう経緯があったかは知らないけれど、内海薫(柴咲コウ)が加わった初期メンバーが揃ったことで話題になったかと。
個人的に柴咲コウの演技はあまり好まないのだけれど、初期の頃より歳を重ねた落ち着いた役柄で好印象。
最初の容疑者(村上淳)があっさり殺されてしまってがっかりしたうえに、登場人物も有名勢ばかり多数そろっていて、映画「マスカレード・シリーズ ①・②」のような、全員容疑者系かと思ったら残り時間半分を残して早々に犯人が自首。
あれあれ?と思ったら、きちんとそこからもう一展開あるのでご安心を。
『ガリレオ』シリーズも推理モノなので、『新参者』シリーズ同様にほとんどの時間が主役の真相解説に割かれているうえに、気になる点を少し残したまま終わったので消化不良な感じなのは否めないなぁ。
この作品では、草薙(北村一輝)が過去の贖罪の念に取り憑かれていて終始やさぐれた雰囲気だったのが印象的。あんなに病み過ぎた刑事がいたら嫌すぎるけど。
ドラマW「石つぶて 外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち」を連想させる、北村一輝の演技はとても良かった。
💭これを言っては元も子もないけれど、湯川が主役とは言え警察が無能すぎるのはどんなもんかと…
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