劇場版｢おっさんずラブ｣感想：期待通りでお腹いっぱい

2024.3.3 3 min

監督: 瑠東東一郎

脚本: 徳尾浩司

出演者: 田中圭; 林遣都; 吉田鋼太郎; 沢村一樹; 志尊淳; 児嶋一哉; 眞島秀和; 大塚寧々; 金子大地

放映：2019年 / 114分 / ジャンル：邦画

原作 / あらすじ

2018年連続ドラマ版『おっさんずラブ』が好評を博し制作された劇場版でストーリーはドラマ版の1年後を描いた続編となる。

永遠の愛を誓ったあの日から1年が過ぎ、上海・香港転勤を経て帰国した春田創一。久しぶりに戻ってきた天空不動産東京第二営業所では、黒澤武蔵をはじめ、お馴染みのメンバーが顔を揃え、最近配属された陽気な新入社員・山田ジャスティス（志尊淳）も加わり春田を歓迎する。

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そんな彼らの前に、天空不動産本社のプロジェクトチーム「Genius7」が突如として現れ、リーダーの狸穴迅（沢村一樹）は、本社で新たにアジアを巻き込む一大プロジェクトが発足し、東京第二営業所にもその一翼を担うよう通告する。その隣には、本社に異動しチームの一員となった牧凌太の姿も…。何も知らされておらず動揺する春田だが、本社と営業所の確執が深まるほどに、牧との心の距離も開いてゆく。(C)2019「劇場版おっさんずラブ」製作委員会

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予告動画

個人的感想・評価

評価 :

ざっくりこんな話

香港転勤から帰国した春田(田中圭)は牧(林遣都)と1年ぶりに再開し、黒澤(吉田鋼太郎)をはじめとする天空不動産第二営業所のメンバーたちからも歓迎される。
しかし、天空不動産本社で発足した狸穴(沢村一樹)がリーダーを務めるプロジェクトチーム「Genius7」のメンバーが現れ、第二営業所営業所を明け渡すよう詰め寄る。
本社に異動した牧に接近する狸穴、牧とすれ違う春田、春田への黒澤の恋心も再燃、新入社員のジャスティス(志尊淳)と「五角関係」の恋愛バトルに…!?

『おっさんずラブ』は、好評を博しすぎて単発ドラマから連続ドラマ化→アナザーストーリーの連続ドラマを挟んで→また元のストーリーの続編に戻るというややこしいシリーズもので今作はシーズン1終了後に放映された続編に当たる劇場版。

ドラマシリーズ1を見ていないと、男女入り混じった複雑な恋模様の人間関係について行けないかもしれない。

とは言え、ほとんどコメディに全振りだし、完全に主役を食っている吉田鋼太郎に笑わせてもらう作品だと思っているので、さらっと見て大丈夫。

中途半端なパロディ演出と、牧(林遣都)vs黒澤(吉田鋼太郎)の激しいアドリブバトル、天然やさ男春田(田中圭)とツンデレ牧(林遣都)のラブラブ模様は健在でドラマファンの期待は裏切らない。

映画化のために、なんだかよく分からん爆発シーンを無理やり突っ込んで派手にしてみただけの演出は無理矢理感が拭えなく、ストーリーとしては地上波のスペシャルドラマで十分な軽さなので過度な期待はしてはいけない。

シーズン3の最終回を見る前に、見納め視聴したけれど、もう十分お腹いっぱい。