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映画「のぼうの城」感想:のぼう様は奇才か天才か!?
映画「のぼうの城」の作品情報
公開:2012年 / 145分 / ジャンル:邦画
原作 / あらすじ
和田竜の脚本『忍ぶの城』を、映画作品を前提として自らノベライズした同名小説『のぼうの城』(2007年)
豊臣軍にケンカを売った、でくのぼうがいた。
時は乱世。天下統一を目指す秀吉の軍勢が唯一、落とせない城があった。
武州・忍城。周囲を湖で囲まれ、「浮城」と呼ばれていた。城主・成田長親は、領民から「のぼう様」と呼ばれ、泰然としている男。
智も仁も勇もないが、しかし、誰も及ばぬ「人気」があった―。
(C)2011「のぼうの城」フィルムパートナー
予告動画
個人的感想・評価
ざっくりこんな話
- 戦国時代、現在の埼玉県に存在した忍城(おしじょう)は周囲を湖に囲まれる<浮城>と呼ばれていた
- 忍城の領主:成田 長親(なりた ながちか) 野村萬斎は武勇も策にも優れないが他人に好かれる才能があり、でくのぼうののぼう様と呼ばれ民からも慕われていた
- その忍城に、天下統一目前の豊臣秀吉の命により、石田三成が率いる2万の大軍が攻めてきた
- 対する、500の兵しか持たない成田勢は忍城を守ることができるのか!?・・・という話
スケールが凄い!戦国時代劇
大群との合戦シーン、水攻めの映像化、長親の水上での舞のシーンと…めっちゃ金かかってるな!と言わずにいられない迫力のスケール
戦国モノは、人物の判別がつきにくかったり、歴史背景が分かりにくかったりしてとっつきにくいイメージがあるけれど
この作品は合戦シーンだけでない、エンタメ的な魅せるシーンがいい配分で構成されているので
見終わった後に大作見たなぁと言う満足感のあるエンタメ歴史作品だった
野村萬斎の長親は大正解
独特の喋り口調、含みのある雰囲気と、時に見せる子供っぽい表情
そしてこの作品の肝である敵陣で見せる長親の田楽踊り
この長い長い尺の鼓舞シーンを演じられるのは、狂言師である野村萬斎ただ一人かと(o’ェ’))ウンウン
現代にも通じるニュータイプ
負け戦に追い込まれた領民の士気を高める為に自らの命を賭けた天才武将か? はたまた、ただの気まぐれ武将か?は真実は長親のみが知るところ
だけど、結果的に皆を幸せにする大義は果たせたのよね
この作品は創作込みの話だけれど、無情の戦乱時代にまさに人望で人と歴史を動かしたリーダーが実在したと言うことは喜ばしい史実やなぁと思った
めちゃくちゃ幼くて可愛い芦田愛菜を見つけよう!
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