映画「老後の資金がありません!」感想:老後の予定は未定。
映画「老後の資金がありません!」の作品情報
放映:2021年 / 115分 / ジャンル:邦画
原作 / あらすじ
原作は垣谷美雨による、老後の金策に奮闘する主婦の騒動をコミカルに描いた同名小説『老後の資金がありません(2018年)』
主婦・後藤篤子(天海祐希)は、困っていた。家計は妻に任せきりの夫・章(松重豊)の給料と篤子がパートで稼いだお金をやりくりして、フリーターの娘・まゆみ(新川優愛)と、大学4年生の息子・勇人(瀬戸利樹)を育て上げた。
節約をモットーに、自分に許した小さな贅沢と言えば、月謝5000円のヨガ教室程度。憧れのブランドバッグも我慢して、老後の資金をコツコツと貯めてきた……はずなのに!
身の丈に合っていたはずの篤子の生活が、突如綻び始めたのだ。入院していた舅の今際の際に、章の妹・志津子(若村麻由美)から喪主を押しつけられ、葬儀代400万円近くを支払うことに。
折しも、密かに正社員登用を期待していたパート先をリストラ。なかなか次の仕事が見つからないところに、まゆみが結婚相手を連れて来た。© 2021映画『老後の資金がありません!』製作委員会
個人的感想・評価
元松竹歌劇団(SKD)と、元宝塚歌劇団のスター女優が共演するコメディ映画。
家族からブーイングを受けながらも「豚もやし鍋」の連投で食費を抑える節約主婦:篤子(天海祐希)と、呑気で金に疎く篤子に頭が上がらない夫(松重豊)が
老後の二人暮らしを間近にして、次々と想定外の金難に見舞われる話。
しょっぱなの舅の葬式編は自分の経験とも重ね合わせてしまうあるある話で、香典回収の計画が狂って大赤字が出たところなんて笑ってしまう。
そんな感じのツカミで始まり、娘がとんでもバンドマンとデキ婚したり、まさかの夫婦揃って失業とアクシデントが続き・・極めつけは(ケアホームの費用が払えず)浪費家の姑との同居が決まり暮らしが一変。
姑役の草笛光子の変装シーンは見もので、実年齢が90歳目前とは思えないパワーあふれる演技には感服する。
もちろん天海祐希の十八番芸の歌唱シーンもありぃの、あちこちのシーンに友近・三谷幸喜・哀川翔・北斗晶夫妻などなど・・見知った有名どころや芸人がキャスティングされている。
主題歌は氷川きよしがハッピーハッピー♪と歌い上げるポップスソングでエンディング。深く考えずに気軽に笑って見れるコメディ映画だった。
コメントの公開は管理者の承認制です (は空白不可)