ドラマW「殺人分析班」感想:石の繭・水晶の鼓動・蝶の力学
ドラマW「殺人分析班シリーズ」の作品情報
公開:2015年・2016年・2019年 / 全5話・全5話・全6話 / ジャンル:国内ドラマ・WOWOW
原作 / あらすじ
原作は麻見和史。 如月塔子を主人公とした刑事小説『警視庁捜査一課十一係』シリーズ
[シリーズ 1 石の繭] 刑事だった父の後を継ぎ、警視庁捜査一課十一係の刑事となった如月塔子(木村文乃)。ある日、廃ビルの地下室で、床にセメントで塗り込まれた死体が発見された。
犯人は一体何故こんな殺し方をしたのか?捜査会議が始まり、その最中に“トレミー”と名乗る犯人から捜査本部に電話が入り、塔子が交渉相手となる。
殺人に関するヒントを提示しながら警察を愚弄・挑発するトレミー。やがてトレミーから第二の犯行予告の電話が入る。
そして予告通り第二の犠牲者が出た。
被害者はまたもセメントで塗り固められていた。犯人の動機は?なぜセメントにこだわるのか?被害者に共通するものは?やがて捜査を進めるうち、犯人の本当の狙いが浮かび上がってくる…。
(C)2015 WOWOW /ドリマックス・テレビジョン
個人的感想・評価
女性捜査官育成プログラムに選ばれた新米刑事の如月塔子(木村文乃)が、男性刑事たちに育てられながら、女性ならではの筋読みをいかして難事件(主に猟奇犯罪)を解決し刑事として成長していく話。
如月塔子びいき感すごい
紅一点の女性刑事ものは数多くあるけれど、この作品は(成績優秀のまだ)新米の若手刑事。
男どもに厳しく当たられるのかと思いきや、時代を反映してなのか?はわからないけど、ベテラン刑事たちが如月塔子にとても優しい。
木村文乃は美人だけどきれいに見えない女優だと思うんだけど、個人的にはこの作品が一番良く撮ってもらえてると思った。(青木崇高もしかり)
3シリーズの成長物語
1作目『石の繭 殺人分析班』の猟奇殺人事件では、ある怨恨で犯人から標的にされ瀕死になりながらも犯人逮捕
2作目『水晶の鼓動 殺人分析班』は猟奇殺人と爆弾テロの複数犯だったと思うけど・・・
正直、現場に鷹野(青木崇高)と踏み込むシーンがパターン化されすぎててなんかダレてきた感。
ロングヘアをさらさらさせる刑事はどうかと思っていたら・・・
3作目『蝶の力学 殺人分析班』ではショートボブに変更しすっかり刑事らしく、ついでに妙に嫌なヤツに。
もう指揮官を任命されるまでになっていて、指導係の鷹野との別れ(異動)も描かれ成長物語が完結する。
犯人「トレミー」のスピンオフ作品も作られた、1作目『石の繭 殺人分析班』が一番面白かった。
コメントの公開は管理者の承認制です (は空白不可)