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映画「メタモルフォーゼの縁側」感想。「あったらいいな」な良い話
脚本 : 岡田惠和 / 監督 : 狩山俊輔・ 放映:2022年 / 118分 / ジャンル: 邦画
ざっくりこんな話
あらすじ
- 75歳の市野井雪(宮本信子)は夫に先立たれ一人暮らし。立ち寄った書店でふとBL(ボーイズラブ)漫画を手に取った。
- 思いがけずその漫画に夢中になった雪は、BL好きで書店員の女子高生・佐山うらら(芦田愛菜)と出会った。
- 人見知りで友人を作れずにいたうららは、共通の趣味を持つ雪と年の差を超えた友情を育んでいく・・・
原作は鶴谷香央理による同名漫画『メタモルフォーゼの縁側』(2017)
個人的感想・評価
漫画原作といえど岡田惠和脚本の期待を裏切らず、「好きは年の差を超える」を優しく優しく描いた作品。
一人も悪人は出てこないし、悲しいことも起こらないし、<メタモルフォーゼ>と言っても嘘みたいな変身を遂げるわけでもない。
少し寂しかった老女が女子高生と推し友になること以外は、極めて現実的な、何気ない日常と、ほんの少しのサプライズとうらら(芦田愛菜)のささやかな成長物語。
BL漫画を好きなことは恥ずかしいことと思いこんでいるウブな思春期うららも、キッス☺️に「あら⋯」と驚く雪も可愛いらしい。
雪(宮本信子)が年の功を振りかざすでもなく、大切な友達としてうららを思って行うあれこれが純粋で優しくてうるっと来るし、こんな事が実際にあったらいいなと思える良い作品だった。
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