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映画「3月のライオン 後編」感想。互いの一手で語り合える。
脚本 : 大友啓史ほか・ 監督 : 大友啓史 放映:2017年 / 139分 / ジャンル: 邦画
ざっくりこんな話
あらすじ
原作は羽海野チカによる日本の同名漫画「3月のライオン」(2007年から連載)
個人的感想・評価
閉じた心の開きが描かれていた前編に引き続き視聴。
後編は、桐山零(神木隆之介)の人としての成長が描かれていた。
育った環境の影響で人との距離感を詰めることなく生きてきた零が、他者を守りたいと強く思ったあまり空回りして傷つき、対局を通して気づきを得る話。
前後編の中で数々描かれた対局の中でも、クライマックスの後藤(伊藤英明)との対局は特に心に来るものがあった。
前編では対局には「ドラマがある」と感じたけれど、この後藤との対局では言葉無く互いの一手一手で「語り合っている」と感じた。うーん、奥深い。
零のキャラクターの太縁メガネとうっとしい髪型のせいで、あまり表情が見えないのが残念だったけれど💧それでも十二分に心の機微が伝わる神木隆之介の表現力はさすがだなと思った。
将棋への思いを自覚することが出来た零が、改めて宗谷名人(加瀬亮)と盤を挟む五大堂でのラストシーンは、景色が美しく神がかっていた。
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