映画「まほろ駅前多田便利軒」感想:配役を楽しむ退屈な傑作
映画「まほろ駅前多田便利軒」の作品情報
公開:2011年 / 123分 / ジャンル:邦画
あらすじ
原作は 三浦しをんの同名小説まほろ駅前多田便利軒(2006年)
ペットの世話、塾の送迎代行、納屋の整理、そんな仕事のはずだったー。
東京郊外のまほろ市で、けっこう真面目に便利屋を営む、しっかり者の多田啓介(瑛太)。そんな多田のもとに、風変わりな同級生、行天春彦(松田龍平)が転がり込んできた。
1晩だけのはずが、行天は一向に出て行かず、多田はしぶしぶ便利屋の助手をさせることに。
こうして、水と油のような2人の奇妙な共同生活が始まった。そんな二人のもとに、“ワケあり”の事情を抱えたくせ者依頼人たちが、次から次へと現れる。
自称コロンビア人娼婦、薬の売人、生意気な小学生、娼婦のストーカー。
なんだかんだと彼らを放っておけない多田と行天は、やっかいごともしぶしぶ請け負っていたが、やがてある事件に巻き込まれていくー。
ともにバツイチ、三十路の男2人の痛快で、やがて胸に熱く迫る便利屋物語が始まるー。(C)2011「まほろ駅前多田便利軒」製作委員会
予告動画
個人的感想・評価・レビュー
東京郊外の架空のまほろ市(町田市がモデルで実際に撮影もされている)の駅前に便利屋を構える多田(瑛太)。
ひょんなことから中学時代にちょっとした諍いのあった同級生 行天(松田龍平)と再開し、便利屋の仕事を2人で請け負うようになっていろんなトラブルに巻き込まれたり巻き込んだりする話。
空気感を楽しむ映画
原作もドラマ版も未視聴。この、映画版1作目は昔にも見たような気がしたけど長くて眠たい話という記憶だったので時を経て再視聴してみた。
でも・・派手さはない話なのでやっぱり長いなと感じた。
映画版は原作の何話分かのエピソードが入っているようだけれど、深夜ドラマで1エピソードずつ見るなら、2人が醸し出すなんとも非日常な空気感を楽しめたかもしれない。
大森立嗣監督は、ほろ悲しいのに見終わった後に優しい余韻も残る作品が多くて好きな監督。
この作品も、ひょうひょうと生きているけど、共に(離婚経験に纏わる)悲しい過去があったりして、人間の白黒つけようのない感情の動きみたいなものがよく描かれていたと思う。
歴史に残る配役
几帳面な多田とだらっとした行天。一見真逆の2人だけど、困っている人を助ける正義感のようなものを持っていたりと通じるものがある。
掴みどころのない行天は、松田龍平にとにかくハマり役だし、瑛太とのイケメンバディを楽しむという意味では傑作かも。
この2人は今だと大物感が出すぎていて個性を潰し合ってしまう感じがするけれど、10年前のまだ若い頃の二人なのでお互いに良い相乗効果が出ていると思う。
それから、監督大森立嗣(兄)含めて麿赤兒(父)・大森南朋(弟)とのレアな親子共演というのも貴重な作品。
狙ってるのかわからないけど、行天のおネエ走り。あれなんなのよ笑?
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