5270
映画「怪物」感想。言い表せない疲労感を感じた作品

映画「怪物」感想。言い表せない疲労感を感じた作品

脚本: 坂元裕二 / 監督: 是枝裕和 /放映:2023年 / 126分 / ジャンル: 邦画

ざっくりこんな話

あらすじ
  • シングルマザーの麦野沙織(安藤サクラ)。様子のおかしい愛息子・湊を問い詰めると担任の保利(永山瑛太)に「自分の脳は豚の脳と入れ替わっている」と言われたと聞き、小学校に抗議に行くが校長の伏見(田中裕子)を筆頭に謝罪に徹するばかりで憤慨する。
  • 一方、保利は湊が友達のいない星川依里を虐めていると感じていた。事情を説明しようとするが保護者とのトラブルを嫌う校長らは謝罪以外の行動を許さずに、保利は退職に追い込まれた。
  • 依里の作文を見てあることに気づいた保利は、麦野家に向かうが湊の姿はない。台風の中、忽然と姿を消した湊と依里を、沙織と共に探しに行くが・・・

坂元裕二のオリジナル脚本。音楽担当は本作が遺作となった坂本龍一。

個人的感想・評価

評価 :

言い表せない疲労感を感じた作品だった。

坂元裕二と是枝裕和の異色タッグに坂本龍一というビッグネーム揃いで誰でも期待値の上がる本作品。

学校で起こる決してめずらしくない出来事の話なはずなのに、「怪物」という不穏なタイトルに導かれているのか、作中で繰り返される「怪物だーれだ」という子どもの台詞も相まってなのか、

1秒たりとも見逃してはいけないような脅迫感の続く展開で心がずっと休まらない。(中村獅童が台風の中滑りコケてたシーン以外は)

「怪物とはなんだったのか考察」は人によりけりやと思うけれど、誰から見ても間違ってない登場人物は一人もいなかったし、実際の現実もそんなもんやしなと思う。

コロナ禍も挟んでじっくり制作されたとあって、ありきたりに褒めれば練りに練られた脚本と、それを説明ゼリフではなく画で魅せた演出

それを実力派の俳優陣と、新鮮な子役が演じることで作品の完成度はすごく高いんだと思うけれど、また見たいとは思えない。

作中の中の大人たちが置いてけぼりにされたように、見ている大人である私も置いてけぼりにされた感覚を味わった。

 

以上!映画「怪物」感想。言い表せない疲労感を感じた作品 でしたー (*Ü*)ノ

映画評論・レビューランキング にほんブログ村 その他日記ブログ 40代 日々のできごとへ

\ この作品をオンデマンドで見る /
見放題作品数NO.1!
月額2189円
毎月1200pt
31日間無料
PRIMEVIDEO
プライム会員なら見放題!
月額500円
30日間無料
AbemaTV 無料体験
限定作品多数!
月額960円
2週間無料

COMMENTS

コメントの公開は管理者の承認制です (は空白不可)

コメントを残す