ドラマW「ヒポクラテスの誓い」感想:法医のダークヒーロー
ドラマW「ヒポクラテスの誓い」の作品情報
公開:2016年 / 全5話 / ジャンル:国内ドラマ・WOWOW
原作 / あらすじ
原作は中山七里の同名推理小説(2015年)『ヒポクラテスの誓い 中山七里』
研修医の栂野真琴(北川景子)は、内科医・津久場教授(古谷一行)の勧めで法医学教室での研修を受けることに。
教室に足を踏み入れた真琴だったが、法医学教授・光崎藤次郎(柴田恭兵)は彼女をあしらい、その場を去ってしまう。
そこにかかってきた電話に真琴がでると、「そこは、解剖してくれるとこですか?」と少女の声が―。
父親が起こした自動車事故で亡くなった女性を解剖してほしいと言うのだ。
父の無実を信じる少女のために、刑事・古手川和也(尾上松也)が光崎へ解剖を依頼。“解剖の必要なし”とされた事故だが、光崎は遺族感情を無視するかのように解剖を強行する。
次第に真琴は、光崎の天才的な腕によって明かされる真実を知り心が揺らぎ始める。しかし、その解剖の先に隠された闇に真琴が巻き込まれることに―。(C) 2016 WOWOW INC.
個人的感想・評価
内科研修医だった真琴(北川景子)が半ば強引に研修を受けることになった法医学教室。
取り付く島もなく、強引な解剖をする光崎教授(柴田恭兵)に辟易としながらも、光崎の天才的な検死・解剖から導き出される声なき真実を次々と目の当たりにすることで、
自分が目指していた「生きるための医療」とは正反対だと思っていた法医学に心を引き込まれるようになり・・という話。
今度のダークヒーローは解剖医
同じく中山七里原作の『贖罪の協奏曲』ではダークヒーローとして弁護士の御子柴が登場したけれど、この作品では法医学のダークヒーロー 光崎が登場する。
光崎の解剖から導き出された真実が、お涙ちょうだいの勧善懲悪ばかりではなかったのは面白かった。
全話を通して光崎が進めていた強引な解剖が最終話への伏線になっていて、ネタバレは医療ミスの隠蔽というちょっとありきたりな感じだったのはいまひとつ。
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