ドラマ「隣の家族は青く見える」感想:人と違っていいのよ。
ドラマ「隣の家族は青く見える」2018年1月から3月 (出演:深田恭子・松山ケンイチほか 脚本:中谷まゆみ)のレビュー。内容・出演者紹介と個人的感想&評価
ドラマ「隣の家族は青く見える」をざっくり紹介
コーポラティブハウスを購入した4組の住人が、紆余曲折を経てそれぞれの家族の形を築き上げていくファミリードラマ。
4組の住人は↓
- 新居を購入した新婚夫婦
- エリート夫・子供2人の4人家族
- バツイチ男性と事実婚の男女
- 建築士の独身男性(と青年)
主軸は①の松山ケンイチさん&深田恭子さん演じる夫婦のストーリーで、②~④の住人の話も同時に描かれます。
そもそも「コーポラティブハウス」って何よ?
日本ではまだあまり馴染みが無いですが、戸建て注文住宅と分譲マンションの中間のような集合住宅です。
- 1つの土地に数件建てた物件を、購入者がそれぞれ区分所有
- 物件の内装はそれぞれが好きなようにデザインできる
- 分譲マンションのように、共有部分があり、テラスや遊び場として利用する
戸建てより費用を抑えながら、分譲マンションより内装などの自由が効くのが最大のメリットだそうです。
でも分譲マンション同様に、住人同士は組合関係なので、密なコミニュティが避けられない点はデメリットでもあります。 うーん、ワタシはめんどくさいくて無いなぁ。
ネタバレっぽいあらすじ
新居を手にして幸せ度MAXの4組ですが、
- 密かに不妊治療をしはじめるが成功しない
- 商社勤めだった夫が自主退職して実は無職
- 子なし希望やったのに前妻の子を引き取ることになる
- カミングアウト出来ないのにゲイカップルで同棲する
・・・と、それぞれの家族の中で歪みが生まれ・・・夢のコーポラティブハウス暮らしも崩壊の危機!さて、それぞれの家族はどこに落ち着くのでしょう?というストーリーでした。
ごくごく個人的な感想
メイン夫婦以外の登場人物の方がむしろしっかり描かれていて面白かったです。
松山ケンイチさん演じる空気よめすぎる夫と、高橋メアリージュンさん演じる裏表無しの直球女性、いい人すぎやろっ!・・・あとやっぱり、不妊治療ってパートナー共々疲弊するんやなぁ・・・。
生きていれば自分だけではどうしようもないことや、自分たち以外に理解される必要のないことってたくさんあります。
多様性を認める社会とか軽く言うけど、実際はそんなに容易いことじゃないと思う。やけど、ちょっとだけ相手側に寄って想像力を働かせられたら、ずいぶん優しい暮らしになるのかなーと思いました。
基本的に登場人物全員パートナーを愛するいい人なので、全然ドロドロしたシナリオではないので安心して見れますよっ。ご安心を。
松山ケンイチさん、結婚後はキレイな役柄が増えたように思いますが、「銭ゲバ」の蒲郡みたいなゲスで影のある役もまた見てみたいです。
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