劇場版「おいしい給食*卒業」感想:不覚にも泣ける!?
劇場版「おいしい給食 卒業」の作品情報
放映:2020年 / 104分 / ジャンル: 邦画
原作 / あらすじ
「給食」を愛する男性教師と男子生徒の給食バトルを描いた<オリジナル脚本>の学園グルメコメディ 『ドラマ おいしい給食』(TOKYO MX系) テレビドラマシーズン2の放映に続く劇場版。
1986年、秋。黍名子中学で3年生の担任を持つ甘利田は、受験シーズンに突入するにも関わらず、給食の献立表のみを気にしていた。学年主任の宗方早苗はそんな甘利田に呆れつつ、彼女自身もある悩みを抱えていた。
そんなある日、甘利田にとって受験以上に気になる事件が浮上する。給食メニューの改革が決定されたのだ。
不穏な空気を察知した甘利田は、給食を守るために立ち上がる!果たして受験は?卒業は?進路は?そして、中学最後のうまそげ対決、勝者はどっちだ!?(C) 2022「おいしい給食」製作委員会
予告動画
個人的感想・評価
テレビドラマ版を始めてみた時に、市原隼人の振り切りぶりに驚きまくったシリーズ。
あのウォーターボーイズでピチピチやった市原隼人がいつのまにやらムキムキのストイック俳優になっていて・・ 一番やりそうにないコメディ役をド真剣に演じられたらそりゃあ面白すぎるし、シリーズ化されるほど人気が出るのも納得するわ。
ストーリーとしては、内容があるような無いような学園モノで子供と一緒に大人も見れるコメディだけど、この作品の時代設定にまさに学生だったアラフォーアラフィー世代にこそ刺さっているはず。
あの時代の給食って、まさにこの作品通りのクオリティで、パンにも米にも瓶牛乳が必ずセットで萎えていたもんやけど、その給食を全方位から褒め称える甘利田の食レポ(と雑学)の凄さよ。
ライバル学生の給食アレンジは「食べもんで遊んだらあかん!!」といつも思ってしまい、個人的には好きではないのやけれど毎度毎度のアイデアと、甘利田の美味そげじゃないかー!!!! に水戸黄門的に外さないお決まりのくだりを感じてほっとする自分もいる。(←決して自分もやろうとは思わない)
劇場版の方は、ドラマ同様にいつもの給食バトルを差し入れつつも、ほんのりジーンとしてしまうヒューマンドラマ的な要素も描かれていてきちんとアップデートされている感じ。
正直、「劇場版まで見るほどじゃない」と思っていたけど劇場版を見ることで、不覚にも甘利田がただの給食変態ではない良い教師に見えてきて好きになってしまうのである。
現在放送中のシーズン3に続いてまた劇場版も出るんやろうなー、そしてきっと見てしまうんやろうなーと今から楽しみに思っている次第。
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