
映画「デスノート Light up the NEW world」:凡人達の顛末
映画「デスノート Light up the NEW world」の作品情報
放映:2016年 / 135分 / ジャンル: 邦画
原作 / あらすじ
デスノートを手に入れた夜神月に世界的探偵”L”が立ち向かった「キラ事件」から10年後の世界。映画版『DEATH NOTE』(2006)『DEATH NOTE 〜the Last name』(2006)に続く正式な第3作
このノートに名前を書かれた人間は死ぬ–犯罪のない社会を目指し、デスノートで世界を変えようとした“キラ”こと夜神月。暴走する彼を阻止しようとした世界的名探偵“L”。天才VS天才の対決から10年経ったある日、世界中のネット回線がジャックされ、“キラ”によるメッセージが発信された–。
「デスノートを手に入れろ–」死神により地上にもたらされた6冊のデスノート。同時多発的に発生する大量の殺人事件。そんななか、三島が率いるデスノート対策本部に、Lの後継者・竜崎が加わり、無差別殺人の現場で一冊のデスノートを手に入れる。一方、その現場には、キラ信奉者・紫苑の姿が–。今、それぞれの譲れない“正義”を賭けた、3人の壮絶な頭脳戦が始まる–!(C)大場つぐみ・小畑健/集英社 (C)2016「DEATH NOTE」FILM PARTNERS
予告動画
個人的感想・評価
「人間界で同時に存在していいデスノートは6冊まで」という新ルールが適応された本作品。
かつて、原作を超えたんじゃないかと言っても過言でないほど『L』にハマりすぎた松山ケンイチの名を世に知らしめた 映画版『DEATH NOTE』から18年も経っている。(※視聴時)
そんなわけで記憶から完全に薄れていた、原作にあったデスノートのルールが頭に入っていないと展開についていけないと思う。例えば、これとか↓
デスノートの所有権を放棄するなどしてノートの記憶を失うのは、ノートに名前を書き人間を殺した者のみで、所有のみで名前を書かずに放棄した場合は記憶は失われない。
他にも『死神の目のルール』とか『死神が人間の寿命を延ばした行為を行うと、砂となって消滅するルール』とか諸々…。演者達もあんまり理解してないんじゃないだろうかと思うほどルールが多いのよね。
「Lとキラの遺伝子を持った子供がそれぞれいる(正確には少し違うけれど)」というような無茶振り設定も盛り込まれていて、いわゆる『L』のクローンは池松壮亮が演じているのだけど…
この、クローン竜崎が下品なキャラクターに改変され過ぎてめちゃ残念だった。
松山ケンイチが演じた『L』は、つい最近話題をさらったドラマ :アンメットの三瓶若葉竜也のようなワーカホリックさと、独特の趣味趣向が異型で魅力的な存在だったのだけれど、なぜそこを踏襲してくれなかったのか。
例に漏れず警察との攻防は突っ込みどころが多いし、手書きで書く殺人方法というのも今の時代ではガラケーを使っているようなもどかしさがあって、もうデスノートの続編としては面白く観れないけれど
『キラ』や『L』の様な根っからの天才ではない凡人達が、万能なデスノートを手にしてしまったらどうなるのかという方向で観ると良いと思う。まぁろくな事にはならないのだけど。
やけに色っぽいなと思っていたら白い女型死神の声は3代目 峰不二子役の声優(沢城みゆき)だった。
コメントの公開は管理者の承認制です (は空白不可)