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映画「燃えよ剣」感想: 剣に生き剣に散った土方歳三の一生

映画「燃えよ剣」感想: 剣に生き剣に散った土方歳三の一生

映画「燃えよ剣」の作品情報

公開:2021年 / 148分 / ジャンル:邦画

原作 / あらすじ

原作は、幕末の武装集団 新選組副長・土方歳三の生涯を描いた司馬遼太郎の歴史小説(1964年)
実写映画化は1966年について2度目となる。

動乱の幕末でわずか6年だけ存在した「新選組」。彼らはいかにして歴史に名を刻む【伝説(レジェンド)】となったのか――?

武州多摩の“バラガキ”土方歳三は、「武士になる」という厚い夢を胸に、近藤勇、沖田総司ら同志と共に京都へ向かう。

徳川幕府の後ろ盾のもと、芹沢鴨を局長に擁し、市中を警護する新選組を結成。土方は副長として類まれな手腕と厳しい法度で組織を統率、新選組は討幕派勢力制圧に八面六臂の活躍を見せる。

お雪と運命的に出会い惹かれあう土方だったが、時流は倒幕へ傾いていき―――。

剣を手に命を燃やした男たちの知られざる【愛】と【戦い】が、今幕を開ける!

(C)2021「燃えよ剣」製作委員会

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予告動画

個人的感想・評価

評価 :

ざっくりこんな話
  • 「バラガキのトシ」(乱暴者、不良少年)と呼ばれ喧嘩と女に明け暮れた農家の子・土方歳三が主役
  • 幕末の騒乱期、過激志士達のテロ横行を阻止するために組織された「浪士組」を発端に、近藤勇と共に武装警察「新選組」を結成する
  • 後に幕府が終焉を迎え新選組も崩壊するが、歳三は剣術絶対の世界を貫き・・という話

新選組 鬼の副長 土方歳三にスポットを当てて、少年期から命散るまでの剣にかけた一生を描いた作品

岡田准一の歳三は・・

どうしても、若き山本耕史が演じた流し目で長身のスカした土方歳三像が強く残っているので↓

低身長で男臭い岡田准一演じる土方には最初違和感が拭えなかったけど、殺陣の実力は岡田准一の方がたぶん上手だし剣に生き、剣に散った土方歳三像としてはとても良いキャスティングだと思う

キャストも演出も豪華

近藤勇(鈴木亮平)・芹沢鴨(伊藤英明)・沖田総司(山田涼介)と、知名度も実力もある現代ならではのキャスティングで、特に鈴木亮平は本物そのものだった

戦シーンも迫力のあるもので、血なまぐさいという表現がぴったりの本格的な時代劇に仕上がっていた

残念なのは、最初から最後まで男臭い新選組の話に、紅一点的に差し込まれた柴咲コウとのラブロマンス的な要素は不要だったと思う

急ぎ足な展開ではあるけれど

近頃では長尺の部に入る2時間半と言う作品だけど、原作は超大作&大河ドラマでも1年かけて描かれた「新選組」をまとめるには少々無理はある

各シーン・時代の展開の描写はかなり早く、登場人物の出入りも激しいので、「新選組」について知識ゼロの状態で見たとするとついて行けないかもしれない

かくいう私も、原作は未読だし大河ドラマもダイジェストでしか見ていないとは言え、主要な部分はきちんと入れ込んであってよくまとまってるなと思った

新選組を知る上で重要な箇所が超スピードで描かれているので、2回見るくらいがちょうどいいかなと思う

以上!映画「燃えよ剣」感想: 剣に生き剣に散った土方歳三の一生 でしたー (*Ü*)ノ

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