
ドラマW「監査役 野崎修平&頭取 野崎修平」シリーズの感想
ドラマW「監査役 野崎修平・頭取 野崎修平」の作品情報
公開:2018年・2020年 / 全8話・全5話 / ジャンル:国内ドラマ・WOWOW
原作 / あらすじ
原作は周良貨(作)・能田茂(画)による日本の経済漫画(1998年~2002年)『監査役 野崎修平』。『頭取 野崎修平』は続編(2003年~2007年)
おおぞら銀行地蔵通り支店長である野崎修平(織田裕二)は、正義感と人情味あるその人柄から人々に好かれているものの、出世コースとは程遠い行員生活を送っていた。
そんなある日、支店が閉鎖されることになり野崎へ人事異動の辞令が下る。
それは役員昇進である監査役への就任であった。 監査役になった野崎は銀行内での不正を目の当たりにし、この銀行を変えると決意。
そして銀行が抱える「究極の闇」にたどり着く。そこには現おおぞら銀行頭取・京極雅彦(古谷一行)の影が…。
野崎に対抗すべく、京極が出向先から呼び戻した剛腕の行員・武田真吾(岸谷五朗)や、おおぞら銀行初の女性役員を目指す立川祥子(松嶋菜々子)も加わり、銀行内で熾烈な戦いが繰り広げられる。
(C)2018 WOWOW INC.
個人的感想・評価
統廃合で無くなる銀行の支店長だった野崎修平(織田裕二)が、本店の監査役に突然の栄転となるところから物語はスタートする。
「監査部」は事実上機能していない形だけの部署だったが、正義感の強い野崎が様々な行内の悪しき不正を晒していき・・・という話。
続編は前作には勝てない説
野崎が監査役としての職務を全うするシリーズ1(『監査役 野崎修平』)と、頭取として銀行の再建を担うシリーズ2(『頭取 野崎修平』)の2部構成。
監査役としての野崎と、凄みを増した頭取としての野崎はかなり別人格だったし、物語の派手さはあまり無いので前作の続編として見るとちょっと物足りなかったのは残念。
キャラもストーリーも派手なエンタメ物
時代は昭和バブル崩壊後。漫画が原作なので、警察に任せなさいよ!的な事件が度々起こるなど(特にシリーズ1)経済ものとしてのリアリティは無い。
登場人物もキャラの濃い人ばかり。
中でもありえないほど武闘派の武田(岸谷五朗)の役どころはシリーズを通して重要で、岸谷五朗のやり過ぎな極道演技は特に面白かった。
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