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ドラマ「エンジェルフライト」感想:生きた者の尊さ

ドラマ「エンジェルフライト」感想:生きた者の尊さ

Amazonオリジナル「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」の作品情報

放映:2023年 / 全6話 / ジャンル: Amazonオリジナル

原作 / あらすじ

原作は、ノンフィクション作家佐々涼子による同名のノンフィクション小説『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』(2014)

主演・米倉涼子×脚本・古沢良太!海外で亡くなった人の遺体を国境を越えて遺族に送り届ける、実在するスペシャリストの物語。

羽田空港にある“エンジェルハース”という会社には、シングルマザーの剛腕社長・伊沢那美(米倉涼子)と強面の会長・柏木(遠藤憲一)を中心に、新入社員の凛子(松本穂香)、マニアックな柊(城田優)、チャラい元ヤンの矢野(矢本悠馬)、噂好きなみのり(野呂佳代)、温厚だが得体の知れない田ノ下(徳井優)などクセのある社員たちが勢揃い。

亡くなった人と残された家族の間でくり広げられる愛の物語を、涙と笑いで描く感動のエンターテインメント&ヒューマンドラマ。原作:佐々涼子「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」(集英社文庫刊)/制作:NHKエンタープライズ

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個人的感想・評価

評価 :

ざっくりこんな話
  • 羽田空港にある<エンジェルハース>は、海外で亡くなった人の遺体を国境を越えて母国の遺族に送り届ける国際霊柩送還を執り行う会社である。
  • 会長の柏木(遠藤憲一)と共に会社を立ち上げた社長の伊沢(米倉涼子)を始めクセのある社員たちが揃うエンジェルハースに、凛子(松本穂香)が入社してくる。
  • エンジェルハースのメンバーが、”きちんと「さよなら」を言わせてあげたい”という一心で、様々な事情を抱え異国の地で亡くなったご遺体とその遺族に真剣に向き合い奮闘する物語を一話完結で描くドラマ。

米倉涼子がとうとうアマプラかー」と、いろんな意味で驚いたオリジナル配信ドラマ。

制作陣をチェックしてみると、

と、なんかすごく豪華!

<異国で亡くなったご遺体を母国へ搬送し、限りなく生前に近い状態へエンバーミングを施して遺族の元へ返す>という特殊な業務を扱うお仕事ドラマ。

亡くなるに至った事情も事件・事故、テロから病死まで様々で、故人それぞれのバックストーリーも毎話丁寧に描かれる。

あの「私失敗しないので!!」のスーパードクターイメージがつきすぎた米倉涼子が、真逆の死者を扱う話だけれど、生きるものも死すものも命は変わらず尊いんやなと思わせてくれる真摯なストーリー。

社長の伊沢は、仕事ができる強気な女という米倉涼子定番のキャラクターやけど、ご遺体を前に最後に涙するという演技がめずらしいなと思った。

そこそこに笑いもあるけれど、前編を通して不謹慎さは皆無で、音楽や演出もとても綺麗にまとめてあって・・このあたりはさすがNHKイズムという感じ。

各話のゲストにも知った俳優がたくさん出ていて「配信ドラマは地上波以下よね」というのはすっかり古い常識で、もはや地上波クオリティを軽く超えているなーとあらためて認識した作品だった。

(たぶん、続編がありそうな終わり方なので楽しみ。)

以上!ドラマ「エンジェルフライト」感想:生きた者の尊さ でしたー (*Ü*)ノ

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