ドラマW「60誤判対策室」感想。ニクいキャストと女は怖い
ドラマW「60 誤判対策室」の作品情報
公開:2018年 / 全5話 / ジャンル:国内ドラマ・WOWOW
原作 / あらすじ
原作は石川智健の小説 『60 tとfの境界線』(2015年)
ベテラン刑事・有馬英治(舘ひろし)は、国策で創設された機関「誤判対策室」で60歳の定年を迎えようとしていた。
死刑囚の冤罪の可能性を調査する「誤判対策室」には有馬のほかに若手エリート弁護士・世良章一(古川雄輝)と検察庁から左遷された検事の春名美鈴(星野真里)が所属する。
凄腕で知られた有馬だったが、かつて担当した事件で無実の者を冤罪に陥れた過去があった。
世良と春名をよそに、定年までを惰性で過ごす有馬にとって「誤判対策室」での日々はどうでもよかったが、ある時一つの事件の情報を入手する。
なぜか有馬は取り憑かれたようにその事件を調べ、一人の確定死刑囚・古内博文(康すおん)にたどり着く。
かつての事件への贖罪の気持ちと冤罪を疑い必死になる有馬はついに隠されていた真実をみつけるが、すでに古内の死刑執行は迫っていた
個人的感想・評価
裁判員裁判によって死刑が確定した囚人に冤罪の疑いがないか調べる(架空の)組織「誤判対策室」に配属された刑事の有馬(舘ひろし)・弁護士の世良(古川雄輝)・検察官の春名(星野真里)
定年までの腰掛けでのらりくらりと過ごしていた刑事の有馬(舘ひろし)だったが、ある女性からの情報提供をきっかけに、死刑執行が迫っているある事件を狂ったように調べ始め…という話
ちなみに「60」という数字は定年の60の意味ではないのであしからず
舘ひろしの「かっこよくない」老刑事
ドラマWの渋い柴田恭兵つながりで舘ひろし作品も見てみると…やっぱ渋かった
あの一世を風靡したトレンディ(死語だ^^;)刑事ドラマあぶない刑事から35年近く、白髪で足腰も脆い決してかっこよくない老刑事を舘ひろしが演じている
倒れそうになりながら全力疾走するシーンでは、見ている方も冷や冷やするほどの老い演技だった
犯人側のキャスティングがニクい
死刑確定囚の古内に康すおん、その娘の琴乃にハマカワフミエ・凶暴で人たらしな夫の高虎には『その夜の侍』の監督赤堀雅秋
癖と闇のある人物がこんなにしっくりくるキャスティングもなかなか無いと思う
ハマカワフミエなんて、『モザイクジャパン』のあっぱれAV嬢とのギャップが有りすぎて震えるわ
女は怖いね
琴乃の夫 高虎が悪の根源と思わせながら、有馬の執念でまさかの真実が…!
最後はもやっとしたラストシーンながら、ぞわぞわっとくること間違いなし
結局、有馬はいろんな女に振り回されたことになるのよね… 女は怖い
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